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この店は日本三大チャーハンと呼ばれているんだよ。
友人にそう教わってから神楽坂での用事を待ちわびていました。

龍朋 (りゅうほう)

開店5分前に到着するも長い行列。
30席あるとのことで安心していましたが相席する店ではなく2ターン目での入店になりました。

とは言っても15分でもう2ターン。常連さんのスピードも速い。
しかしそれより注文してから出来上がるまでの時間の速さに圧倒されました。

チャーハン(大) 1200円

並盛900円のチャーハンがプラス300円で倍になる。
これで大盛りにしない人の気が知れない。
美しく全てが均等なビジュアル、そして味も全てが美しく均等でした。

米粒1つ1つの輪郭はエッジがあり、コメの中心部はモチモチ。
鶏油でしょうか、米粒1つ1つの全てが均一にコーディングされしっとり系の炒飯とは思えない気品ある仕上がり。
キャッチフレーズを付けるのであれば・・
「普通の最高峰」
普通を極めるとこういうチャーハンになるのかと鳥肌が出る。

生姜ラーメン 900円

薄い味噌汁のような、お世辞にも食欲がわくような色とはいえないスープですが・・
これまた秀逸でした。

複雑なんです。
豚骨?鶏ガラ?鰹?アゴ?煮干し?
なんだか全てを感じるようで全てを感じない。
チームリーダー不在の最強チームです。
名付けるとしたら「ブロックチェーン型スープ」とでも申し上げておきましょう。
逆に未来を感じます。

実にキキシニマサル系の町中華でした。
世界は美しいものに満ち溢れている。
奇をてらわず普通を極めてこそ本質が見えることを教えてもらいました。