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梅田駅から高速バスに乗り向かったのは有馬温泉。

日本書紀の記載にもあり古くから知られる有馬温泉。
火山が近くにもないのに金泉・銀泉など異なる成分を持つ温泉地。
名前はよくきいていたけど行ったことがない有馬温泉。

梅田からバスで1時間ほど爆睡するだけで到着いたしました。
そしてこの日のお宿は・・

欽山(キンザン)

竹林や庭園に囲まれ静かなお宿です。
ラッキーなことに一番安い庭が見えなくて狭い部屋のプランにしたんですが・・
お部屋が空いたとのことで庭が見える広い部屋に無償アップグレード!

この庭にはこの時期から天然の蛍。
養殖を放つのではなく天然の蛍が住める環境を整備したとのことで毎年やってくるそうです。

こちらのお宿の特色は23時間滞在が可能なこと。
13時チェックイン12時チェックアウトができてゆったりした時間を過ごせます。

夕食は前菜から
・川海老の筏揚げ
・鰻有馬煮
・長芋フォアグラ
・小豆入り南京水無月

こちらは、ちりめん蛸

部屋食ですが食べるスピードに合わせて付かず離れず絶妙な間合いで。

山葵葉盛りのお造りは
本鮪に・・

鱧焼ちり
この時期に食べれるという幸せ。
美味しい鱧は淡白なだけでなく脂があり濃厚に舌に残る旨味がありますねえ。

煮穴子の笹の葉蒸し

アナゴの下はなんと毛蟹のリゾット

メインがついにやってまいりました。

このきらびやかで美しく気品ある鱧様・・・
鱧すき鍋にしちゃうんです!

鱧の卵・肝・浮き袋・・・こちらも鱧すき鍋にダイビングするんです。

すき焼き鍋に・・
しゃぶしゃぶし半生でいただくもよし

しっかり火を入れても固くなりません。
味わいが変わるだけ。

たっぷり生卵に入れて・・・この世のものとは思えないほどの味。
柔らかく濃厚、後味の甘さ。

驚愕したのはハモの肝・浮き袋・卵。
さらに濃厚で食感もつるりと。
食べて美味しいだけでなくこれを入れた後の鍋自体の味も濃厚に激変。
淡白さを楽しむだけのものではないと体で覚えました。

夏の味覚を少しだけ先取り。
素材の良さと調理の良さが際立つ食材をこう行った名店で食べることができました。

チェックインからチェックアウトまで一切外出せずにのんびりと。

残ったご飯はおむすびにして夜食に食べたいと申し出たら・・

作っていただけました。

こちら朝食。
卓上コンロが3つ並ぶのは初めてみました。

魚もご飯も選べます。
枝豆粥

温めなおすことができる焼き魚。

旅館に来てまた違う時期に来て蟹とか食べたいなぁと思うことはあっても、またこの時期に来て同じものが食べたいと思う旅館が今まであったでしょうか。
旅館の方々の接客も素晴らしく風呂よし食よし。
一生忘れないであろう旅館での宿泊になりました。