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- 【ケアンズ旅行】2020.1

キングフィッシャーパークというロッジに泊まり
ケアンズ2日目を迎えました。

2.3年前にオーナーが変わりどうやら2泊以上の宿泊しか受けていないとのこと。
宿泊以外の利用も基本的には受け付けなくなったようです。
食事なし2泊で330A$(25740円)。
笑顔の優しい初老のご夫婦でとても居心地が良かったです。

鳥の観察といえば早朝と夕方。
毎日5時に起きて夕飯を食ったら寝るという生活。
ロッジ前の庭にはバードフィーダーがあり
シマコキン
が来ていました。

そしてこちらの宿泊施設の魅力はなんといっても自然なフィールド。
森や川、池などをそのまま利用し個人所有とは思えないほどの広大さ。
朝・夕は蚊が多くボッコボコにやられるんですが・・
なぜかすぐ治る。日本の蚊とは種類が違うようです。

オーストラリアツカツクリ
朝と夕に鳥が多く、日中暑い時間はかなり少なくなります。
真夏だからでしょう。
38度になることもあります、でも都会と違って夜は涼しくなります。

今回の旅行。
実はこのクソ暑く雨季の時期に来たのはこの鳥のためです。
シラオラケットカワセミ
世界一美しいカワセミと呼ばれるこの鳥が見たかったんです。
この時間まだ朝方で暗く、見ての通りシャッタースピードを上げられずブレッブレ。

クロサギ
そして夢中になった鳥さんがいます。

セアカオーストラリアムシクイ
メスなので地味です。
世界に分布するムシクイの仲間なのですが、今まで興味のない鳥でした。

しかしこのハンティングの姿を何度も見て夢中になった。
泳いでいる魚を水中に潜って捕らえるカワセミは魅力的だ。
しかしこのムシクイ、飛んでいるセミを飛びながら捕らえるんです。
そう。ハンティングがハッキリ見れるんです。
美しい鳥は魅力的だ。
でもどれだけ美しいものでも毎日同じものを見ていたら飽きる。
木の実など動いていないものを食べ続けるものよりも動いているものを毎回違う姿で捕らえる姿は魅了され続ける。
美しく着飾るより、動かない獲物をあさるより、毎回真剣勝負で工夫しながら挑む姿。
魅力的な生き方とは・・考えさせられながら夢中になってこの鳥を見続けていました。

そして朝飯。
甘さがないホットケーキというのはありがたい存在です。おかずと食べれます。
そして不味いと聞いていたベジマイト。
想像以上にまずくて驚きました。

そして午前の探鳥開始。
メンガタカササギヒタキ
この鳥では見れませんでしたがヒタキ科も空中で虫を捕らえる鳥です。

フヨウチョウ
赤い眉毛が可愛らしい鳥です。
あまり他では見かけませんでしたがココには山ほどいました。

ベニカノコバト
日本ではそんな感覚がないんですがケアンズは鳩が美しいです。
色彩豊かなもの独特な柄を持つもの、日本の鳩も首回りなんかキレイだと思うんですが異様に嫌われますよね。

キバラタイヨウチョウ
この鳥、オスは喉が輝いていてハチドリそっくりなんですが見つかりませんでした。

ワライカワセミ

本当に人間の笑い声と見分けがつかない声で昼夜問わず大きな泣き声で笑い続ける異様なカワセミです。
羽が少し青く輝いていますがこれはケアンズ界隈独特なもの。
他の場所では青さはないようです。

これはウンコしている最中を激写。
大きな体に大きな笑い声。カワセミと言っても非常に見つけやすいです。

オーストラリア人はワライカワセミが大好き。
もちろん笑うということが好きなことであるんでしょうけど・・
おそらく、一生パートナーと添い遂げることと年上の兄弟姉妹が年下の兄弟姉妹の面倒を見るというファミリーの姿が好かれる要因だと思います。
いつも家族一緒。

こうやって写真を撮っていると失敗ばかりなんですが・・
失敗するたびに大声で笑われたり、寝る前に笑い声が響き渡っているとイラッとします。

でもこの写真掲載数で察していただけるように・・
なんというか表情豊かで憎めないやつ。
動きがコミカルでなんか見るたびに笑ってしまう。

ルリミツユビカワセミ

日本のカワセミにちょっとだけ似ていますがコントラストが強く南国チック。
キーという鳴き声と共にやってきて川に飛び込んで小魚を捕食。
この動きは日本のカワセミと全く同じく。

お昼になりました。
全部の食材を買ったつもりでしたが・・
なんか腹減って前日夜と朝に食べ切ってしまいました。

ということで鳥が少なくなってきた日中を狙ってランチがてらに夕飯を買い出しに行きました。

モスマンという小さな街。
結構遠いですが・・ここまで来ないと何もない!

ランチは・・
TEMPTATIONS CAFE
この街・・食べる店が3軒くらいのカフェしかない・・

あんまり外食しないんでしょうか。
観光客っぽい人しかいません。

HAMBURGER WITH THE LOT 15.9A$(1240円)
マルシンハンバーグのように柔らかいパテで美味しかったです。

各地でミートパイを食べましたが・・
想像以上にシチューです。

ロッジに戻ればすぐに探鳥。

ちょっと敷地外から出てみれば・・
ノドグロヤイロチョウ
日本のバードウォッチャー憧れの鳥、ヤイロチョウです。
思ったより大きいんですね。
暗くて写真ではわかりにくい人ですがキラキラ輝いてましたよ。

ハシボソキミミミツスイ
チュッという短い鳴き声

カオグロカササビタキ
繁殖のためだけにニューギニアから海を渡ってくるそうです。
想像しただけで胸が熱くなる。

そしてこの時間になると少し
シラオラケットカワセミ
が出てきました。このカワセミも繁殖のためにニューギニアからこの時期だけやってきます。

しかし暗い場所を好み、動きが早いため・・見つけるのが本当に大変。
このカワセミの写真を撮ることが一番の目的。
いい写真が撮れないまま薄暗くなり・・
翌日の朝、帰る時間まではシラオラケットカワセミだけを探すことを決意しました。

薄暗くなってからはカモノハシ散策。
この敷地内の川にいるんです。
いるんですが!
水面に少しだけ浮き上がるのが2秒。
水中に潜るのが5-15分。しかもどこに浮き上がるのかわからない。
この写真が限界でした。
書いとかないとわからないので書きますが本当にカモノハシですw

夜はスーパーで普通に売っているカンガルーのお肉をBBQスタイルで。
オーストラリアワインは安くて美味しいですね。
でもやはりシラオラケットカワセミのちゃんと撮れた写真が未だないので悔しさを感じながらの終身となりました。
