
ワタクシにも19歳、20歳であった時代があり、それは大学浪人1年目と2年目でした。

時は1991年~1992年ですからバブルの絶頂と崩壊が両方あった時代。
日雇いのアルバイトの日給が良かったので所属して長期のアルバイトをすることはなかった。

しかし、サークルのような雰囲気でグループを楽しむ飲食店のアルバイトにも憧れを持ち、天狗でアルバイトとして働き始めました。
忘れもしません。
名古屋駅前地下店。
中部地方でダントツの面積がある天狗です。

天狗では思い描いたような、恋あり喧嘩あり人間ドラマありを体験し青春を謳歌した気がします。
そこに松井さんという30過ぎの社員が入ってきました。
聞けばトヨタに就職し働いてきたが自分の居酒屋を開きたく勉強するために店長になって店がまわせるようになるまで働きたいということでした。
最初の数か月はWワーク、3か月後には正式にトヨタを辞めて天狗1本になりました。

松井さんは見た目も性格も温厚そのもの。
常に活気と客であふれ返るお店で終わる時間には全身の疲れを感じる人気店。
にもかかわらず、閉店処理をすると毎日ボクを誘ってくれて閉店時間の遅い天狗に移動。
そこから客としての松井さんの勉強が始まるんです。

日替わりランチ(豚肉の旨辛炒め鶏とから揚げおろしソース) 650円

もちろん松井さんの全部おごり。(今思えば家族もいるし天狗では安い給料だったろうに申し訳なく思います。)
しかし松井さんは店ではできないお酒の飲み比べ。
日本酒・ワイン・焼酎は全部1つづつ注文して状態のチェック。
生産地での味の違い、銘柄での違い、保存状態での違い、お酒をしっかり味わいながら比べて飲むということ自体、産まれてハジメテの経験でした。

松井さんはお酒を呑んでキブンがよくなりいつも30分だけ!と言いながら1時間カラオケして帰宅していました。
毎日、必ずメリージェーンを歌いました。
天狗に行くたびに松井さんを思い出します。
もしブログを読んでいたらお会いしたい、そしてお礼させていただきたいのでご一報いただければと思います。
テング酒場 渋谷レンガビル店 (居酒屋 / 渋谷駅、神泉駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.2
