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- 【東京】寿司

人生初のサブスクのお寿司屋さんです。

神楽坂 藤井

このお寿司屋さん「神楽坂 藤井」と南青山のフレンチ「La clé tokyo」が
月額制で予約のとれる限り何度でもいただけるというもの。
詳しくはコチラ→ https://www.makuake.com/project/sushi_fujii/

驚きだったのが、酒のみ放題コミであること。
その酒の種類たるや呑み放題していいようなレベルのものではない!
ということで、いつもさぷら伊豆ではお酒の写真はひかえているんですが今回全部載せます。

蕎麦の実の稲荷ずし

神楽坂という雰囲気抜群の場所にあって、これだけゆったりと贅沢にスペースを使っている場所があることに驚きです。
内装は極めてお洒落でゴージャスでグラマラス。

赤貝・干柿梅と天豆・稚鮎・カマス・ヤングコーンのグラタン

サブスクという仕組みゆえ、客層は意外と若い。
客数に対してのスタッフさんの多さ、きめ細かいサービスもホテル並み。

かといって、つかず離れずの間合いもよく、格式の高さは入店した瞬間に感じるだけでラフに楽しめる。

ツキノワグマのお椀

そして一番驚愕したのが・・
女将21歳!料理長22歳!
堂々とした立ち振る舞いと、料理の組み合わせや盛り付けのセンスがコノ歳で完成されてしまうということ自体が奇跡。
自分がこの歳のころなんて山に行ってクワガタ捕まえて遊んでたころだ。
俺はいったい今まで何をしていたんだと落ち込むほど。

初鰹

高級で希少なお酒というだけでなくペアリングも絶妙。
呑みたいものを呑んだ後は完全におまかせ。
全てがバチッとキマってる。

稲取金目
これが水茄子と胡麻のピューレが絶妙に合うなんて考えもしなかった。
この歳でどれだけ幅広いアイデアがあるのか・・

しかし・・お値段は先ほどのリンクで見ていただきたいんですが、これって月に一度でも酒をしっかり飲むだけで元がとれる。
下衆な話だが、月に2~3回予約が取れてしまったらお店大丈夫なのかと。

甘鯛カリフラワー

アイデアや立ち振る舞いばかりが目にとまるが、料理レベルも高いです。
素材選び・火入れ具合・味付け
どれをとっても3月に始まったサービスとは思えない。

蛤

書き忘れましたが、お酒はお願いすれば少量づつという注文もできます。
これだけそろっていると色んな種類を試したくなる心も満たしてくれます。

津本式13日熟成 九絵
津本式14日熟成 ひむか鯖
9日熟成 本鮪赤身

ボリュームのあるクエ。
熟成でなければこの厚みは食べれない。

ひとつひとつ、津本式〇日と明記しているのも食べる側から見て楽しめるサービスだ。

数年前までは養殖ものといって馬鹿にしていたお寿司屋さんも多いが、今ではこういったコダワリをもって歯ごたえや味わいを繊細に扱うブランドを楽しむのも寿司だ。
更に〆具合が相当好みでした。

雲丹御飯

料理のおいしさだけでなく、ここにいた20時半~23時までが贅沢かつ居心地のいい時間でした。

スタイリッシュにスマートにいただきたいところですが・・
どうしても貧欲になってしまう・・ということで!

追加です。
イクラ 1100円

鉄火巻 1700円(※写真は半分です)

恐らく読んでいる方もサブスクのお寿司屋さんというのは経験がない方が多いでしょう。
しっかりと予約が埋まり、月ごとのメニューの入れ替え、
これって食品ロスが最小限になっているから成り立つ仕組みだと思うんです。
そういった意味ではこれからの時代に合った楽しみ方のひとつだと思いました。

デザートは
苺と新ジャガイモ

洗練された動きで広い空間を使いこなすお二人。
でもマスクをとればアドケナサも残る22歳と21歳。
これからのコノ店の末恐ろしさすら感じます。
