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- 【自宅めし】伊豆

以前、南伊豆の友人に小麦の脱穀をさせてもらったんですが・・
http://www.okamooo.jp/archives/10536435.html
その友人から稲刈りしませんか?と誘ってもらえました。

こんなチャンスはないとばかりに気合をいれて弁当を作り・・
朝8時半の待ち合わせ場所に行きました。

なんと!
稲刈りは機械を使わず全て手刈り・・
水で濡らしたワラで手縛り・・
はさ掛けで自然乾燥・・
江戸時代の再現ドラマのようですw

自分自身、手刈りどころか機械での稲刈りもしたことがない。
これだけ年間で米を消費しているのにまったく生産に触れたことがないんです。

農家で体験的にホームステイで作業はしたことはありますが・・
ネパールでは日本人には無理だと笑われムキになって朝から晩まで作業をぶっ続けたり・・
アマゾンでは炎天下でフラフラで年配の方の荷物運びに手を出さなかったりと・・
ドコに行っても恥をさらし続けているダメ人間です。

ひとつひとつ丁寧に鎌で刈り取り並べ、藁で縛る。
これを、はさ掛けといって物干しのようにかけて藁と米を乾燥させるんですが・・
このかけ方にもみんなで討論しあう。
ただかけるんじゃなくって、横に広がるようにしたほうがいい、この向きでかけた方が広がる。

8年もやっているというのに常にアップグレードしているんです。
美味しいものを作りたいという情熱と、効率よく時間を使う工夫の連続なんです。

効率よく作りたいなら機械を導入した方がいいのでは?
と思い、もし機械でこの作業をするとどうなるのかも聞いてみました。
一人で機械を運転しあっという間に稲刈り、脱穀も同時進行だからはさ掛けもしないで、機械によっては袋詰めもしてくれて明日には食べられるとのことでした。

コストも時間も全てが節約されて効率よくできるので実際地元の人にも機械をおすすめされるそうです。
でもココでは何人も集まって8時半から16時半までみんなで稲刈り。

ココには「豊かな時間」がありました。
笑いながら話し続け、仲良しもはじめましてもお久しぶりも、みんなが収穫を楽しむグルーヴ感。
小学生はもっと幼い子や犬の世話、そして少しお手伝い。
昆虫やカエルがのびのびと生活している風景。
もっと美味しいものを作りたいという将来への希望。
家族での時間。

機械を導入すればお金をかけずにたくさんのお米が作れてたくさんの時間が節約できます。
その努力で人口が増えても食事がまかなえるシステムが地球には出来上がって更に進化しています。

だけど、たくさんのお金や時間を効率化で得ることでの代償は何なのか。
削っているのは実は全て「豊かな時間」だったりもするんじゃないのか。
それってお米作りに限った話じゃないんじゃないのか。

その線引きを決めるのは間違いなく自分自身、
誰もでもあることを思い知らされて様な気がしました。
