ボクが別荘を南伊豆に移した2020年。
同じ時期、下田と南伊豆の境にOPENしたお蕎麦屋さんがあるとの情報はありました。
ようやく・・念願の初入店となります。
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Roots food Chant 知庵土
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来る前の情報としては
鎌倉で三年連続ミシュラン一つ星のお蕎麦屋さんが移住し完全予約制のお店をはじめたこと。
昼・夜、それぞれ一組づつのみの予約であること。
コースのみ6050円であること。
前日20時までの予約受付であること。
いや・・・ほんとソレだけしか知らなかったんです。
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HPを見てみればちょっと頑固そうな職人さんが蕎麦をうっている写真。
ちょっとコワイ人なのかなぁ・・と思って入ってみればw
満面の笑顔で迎えてくれるご夫婦。
作法を間違えたら怒られるのかなとか張り詰めた緊張感のあるたたずまいかと思いきや・・
自分たちで手直ししながら作った空間はあたたかみがありリラックス効果抜群w
真逆かよとw
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胡麻豆腐
風味や食感はグラマラスながらお出汁やわさびを引き立てる調和。
ヘンテコな出しゃばり方ばかりするブロガーがこんなものを食べてもいいのかと。
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焼き味噌・キャラぶき・わさびの茎・出汁巻
人懐っこい笑顔、好奇心旺盛な会話の引き出し、付かず離れずの心地よい接客は奥様。
気取らず打ちたての蕎麦を笑顔で運んでくるご主人。
一組限定ならではのゆったりとした時間の流れ。
温かい日差しに窓から入る柔らかい風。
蕎麦殻の枕さえお借りできれば横になって明日になって欲しい。
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水蕎麦
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こだわりの湧き水だけでいただく蕎麦は香りや甘味がダイレクト。
もしやと思って聞けばやはり常陸秋そば
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俺は何もつけんでそのまま食べればいいやコレが最高やわ・・
と思いきや・・このレモン塩が旨味引き立てちゃうから困ったもんだ。
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しらすと自家製からすみのお蕎麦
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蕎麦は全て常陸秋そばですが3種類。
打つ過程で分け、のしの厚さ、包丁での厚みを変えて3種類。
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オリーブオイルでまとめてもしっかり旨さが残る蕎麦。
それでいて全部同じ蕎麦を使っているとは思えないくらい違う。
美味しいというか楽しい。
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煮豚
タレ飲めます。というか飲みました。
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天ぷらは茄子・エノキ・南高梅・胡麻豆腐・獅子唐・しめじ
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素朴な天ぷらではあるものの天つゆが旨い。
胡麻豆腐は絶対に塩と奥様。
半分塩でいただき、奥様が振り向いた時を狙って天つゆでもいただきましたw
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せいろ
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十割ですか・・いやぁ凄い。
まぁ蕎麦は最高です。
それはいいとして、つゆって好みが皆さんあると思うんですよね。
ボクもあります。
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出汁がでしゃばらずキレがあるドライさ。
この蕎麦にドンピシャなのは好み関係なくコノつゆだと思いました。
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食事の後、裏庭にて自家製梅ジュースをいただき、ゆっくりお話しできる時間がありました。
グルメブログをいう特質上、偉そうにこの食べ物はどうだとかアホみたいな顔しながら今書いてるんですが・・
都会でたくさんのお客さんに対して料理を提供し働く中で互いがマシーンになっていくのは必然だと思うんです。
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そんな中から少し解放されたご夫婦が豊かに時間を使っている空間に来ると、
コチラまで普段そんな生活をしているんじゃないかと錯覚を起こす。
非日常であることはわかりつつも、おふたりと食事というアイテムを通じてゆっくり時間を共有できると豊かになれる・・とまではいかないがw優しくはなれる気がします。
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人間なんで人間らしいって言葉はおかしいんですが、
社会や都会が極端なだけにニュートラルくらいでいられるようにするにはコンナ旅行もいいのではないかと思いました。
まだまだ先輩おふたりは引き出しが多そうなのでまた訪ねてみたいです。
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ということで!
晩飯はめんどくさいのでファミマで売ってるジェネリックさわやかです。
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オススメの食べ方は低温湯煎でゆっくり袋のまま火を入れて・・
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高温のフライパンでガリッと外側を焼いて中レアがいいですね。
さわやかに並ばずにすみます。

<Roots food Chant 知庵土 公式HP>
https://chant.localinfo.jp/