
2017年。
さぷら伊豆は渋谷で55軒の冷やし中華を食べ歩き、あるひとつの結論にたどりつきました。
パンダレストランが一番旨い。
それは例えるのであれば・・
日本全国の全ての山をのぼり切り「一番高いと思った山は富士山でした」と答えるようなもの。
「知っとるわ!」「あたりまえだろが!」と罵られそうな答えしかでなかった自分を責めました。
もう二度とこんな企画はやりたくなかった。
いつしか生活は荒れ、350mlのビールが毎日カラになるまであおり・・
吸えないセブンスターに火をつけ、行きずりのオンナを抱いたことさえありました。

それから6年・・冷やし中華世代と呼ばれる子供たちはもう6歳。
ワタクシは・・・ワタクシはまた同じ過ちをおかそうとしているのかもしれません・・

ワタクシの好みのチャーハンは恐らく大多数がそうであるように・・
高級な味と庶民的な味の間に存在します。
上品でもなくチープでもなく、パラパラでもなくしっとりでもなく、薄味でもなく濃い目でもなく、このドチラにも属さないドマンナカを貫くチャーハンが好きだ。
ズバリ言えば人間のチャーハンの好みがわかれば異性の好みもわかる。
チャーハンの好みがわかれば育ちもわかるし、憧れ、抱いている夢、未来もわかる。
チャーハンって人生そのものなんですよね。

やはりパンレスは凄かった。
やはりパンレスのゴモチャーは凄かった。
3軒目にして出オチのような企画になってしまう雰囲気が漂ってきました。
もっと後に来ればよかった・・

五目チャーハン 1300円 + 大盛り 150円

炒飯はもちろん、接客、小鉢、ウーロン茶のクオリティ・・
全ての全てがドマンナカを貫いちゃってる系なんです。
更に、
余計な具は一切なし、叉焼の甘み良し、海老も多くてプリップリ、玉子は絶妙な火加減、極限まで入ったグリンピース・・
スープなんかめっちゃ旨いし。

個人的には最終回にしたいんですが意外や反響がいいのでもうちょっと続けてみます。
<渋谷の炒飯ランキング>
パンダレストラン(五目チャーハン)
パンダレストラン(五目チャーハン)