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- 【自宅めし】伊豆

朝起きると、ご近所さんからズガニが届きました。
全国的にはモズクガニと呼ばれる美味しいカニさんです。

昨晩はのんびりしていて、この日の食材を何も用意していませんでした。
こんなありがたいことはない。

いただいて即台所に運び塩ゆでに。

パスタにしました。
もうお金がなくてもメシを喰っていけるのではないかと錯覚を起こしそうな南伊豆ライフ。

美味しいのは当然として身詰まり最高です。味噌も濃厚。

この日は天気も良かったので暑い時間を避けて日和山という山にお散歩に行きました。
大きな島に鼻差まれている小さな島、あの辺りが・・さぷら浜。
満潮で浜自体がなくなっていました。

夕陽・・まで見てしまうとこの界隈は真っ暗なので直前で下山。

これまた別のご近所さんにいただいた銀杏とぬか漬け。
南伊豆のむかご。

そして今年遅ればせながら初の秋刀魚。
秋の味覚三昧です。

ちなみに最近、色んなお茶を粉末に砕いてお茶割りにするのにハマってます。

翌朝は今年6月 http://www.okamooo.jp/archives/10650293.html
田植えした田んぼにやってまいりました。
生き生きと育った美しい姿。
我が子の様にうれしい光景。

田植えの時のメンバーのほとんど集まり・・
恒例になったストレッチ体操。
これ楽しいw

ボクは去年に続き稲刈りは2度目。
ハジメテのメンバーは刈った稲の藁での縛り方を習います。

8時半に集合し、刈っては縛り刈っては縛りの繰り返し。

みんなでワイワイしながら自分たちで食べるものを丁寧に仕上げる。
今回刈ったのは黒米ともち米。

最初は汚れたり虫がいることを恐れていた子供たちもスグに慣れてくる。
スグにへばって休憩に行くけど、気づくと戻って稲縛ってる。

自分たちが動いた分だけ形になって少しづつ増える稲架掛け。
この稲架掛けがチビッコにとっては家ができてるようで楽しいようだ。

ランチタイム。
味噌は各家庭の手作り味噌を少しづつ持ち寄ってのブレンド味噌。
味噌作っててよかったわー

6月に自分たちで植えた新米。
先に精米してくれていた1.5升を羽釜で炊く。

炊き加減・・100点満点で言うと5億点くらいでしょうか・・
塩むすびにするのはチビッコの役目。

みそ汁の具も闇鍋形式でみんなの持ち寄り。

みんなで同じ目標に向かってチカラを合わせてカラダを動かすと自然と笑みがこぼれる。
全員とにかく腹ペコ。
高校2年の女の子が最初から最後まで旨い旨いと念じながら喰い続けるw
1.5升が瞬殺。
ボクにとっても一生忘れられないであろう米の味。

みんな腹苦しいけどラストスパート。

機械に頼らず、手で鎌を握って、藁で稲を縛って、
化石エネルギーをほとんど使わず、自分たちの口に入れるものを作る喜び、自信。
ここまで来るまでにいろいろな人が草取りや土造り苗づくりなどに携わって、
ボクらは一番楽しい部分の体験でしかないけど、それでもうれしい。

どれだけ植えてどれだけ刈って干して精米すればお茶碗1杯のご飯になるかを想像する。
子供の頃は親に米は一粒も残すなと言われ、言われたから残さないけど・・
これをすれば誰に言われなくても残したくなるわけがない。

今年の草刈り、稲架掛け・・完成しました!!

美味しい食べ物はいつだって美しいです。
エネルギーを宿したアートです。

みんな米作りは本職じゃないけど、
一家で一緒にいられる時間として、恵みをいただくことの意味を確認する時間として、この時間を大切にしていています。

家に帰り昨日のズガニは出汁を取ってうどんにしました。
自然の恵み・・最後まで味わいつくした週末でした。