大長編です。
野鳥の写真ばかりになってしまいました。
野鳥の写真ばかり撮っていたので野鳥の写真なしではブログが成り立たないからです。
地味な野鳥やマニアックな種類はできるだけ省いたつもりなんです、これでも。
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コチラが今回2泊させていただいた・・
おらが海の家
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飛島は高齢化でどんどん宿泊施設が減っているようです。
GWにもかかわらずこんな広い部屋、仕切り戸ではありますが完全個室。
1泊2食付きで1万円ちょうどでした。
お昼ご飯はお願いするとおむすび弁当を600円で作ってくれました。
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とにかく笑顔で感じのいいご夫婦。
付かず離れずの接客も居心地がいい。
施設も全て清潔そのもの。共部分に灰皿も置いてありました。外に出なくていいのほんとに助かる。
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食事は朝夕ともにコチラの別棟でいただきます。
荷物も軽トラで全部運んでくれます。
結論から書いちゃいますと・・ほんとここに泊まれてよかったという感想です。
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午前中はツアーに参加したので午後からまた探鳥に出かけます。
まずは海沿いの街を散策するように探していると・・
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アトリです。
正直今回、バードウォッチャーからの情報は誰もが「本当に鳥がいない」でした。
それは、好天が続き、渡りの鳥がどんどん旅立ってしまっているからというのが理由のようです。
が・・・います。
いないというのは、野鳥愛好家が望んでいる珍鳥・迷鳥が少ないだけで野鳥の数は驚くほど多いです。
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そしていきなり、オオルリ
ガイドの方もオオルリはほとんど抜けてしまいましたと言っていました。
抜けるというのは専門用語で島から旅立ってしまうことです。
めちゃめちゃいました。これで少ないとか意味がわからないほどです。
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キビタキに関しては僕たちの感覚から言うとスズメのようにいますw
歩くと出てきます。
そして飛島独特で一番感じたのがオオルリやキビタキが目線の高さで出没すると言うこと。
背中が美しい野鳥が目線で見れることほどありがたいことはない。
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そして到着したのが到着前日の朝晩にヤツガシラが出没したと聞いた場所。
ヤツガシラはもちろん見たことがありません、野鳥愛好家誰もが憧れる鳥。
今回の島での滞在時間で一番時間を割いたのがヤツガシラ探しです。
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まぁそうそう見れるものではないです。
この場所以外もどんどん歩いて探しました。
ヒヨドリの右の鳥はコムクドリ
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今回は宿に宿泊しているので夕食の時間が決まっています。
18時までに食事を始めて19時半までに食べてくださいとのこと。
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コチラの宿の前情報が全くなかったので、想像もできなかったんですが・・
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ものスンゴイ食事出てきました。
量も質も味付けも、全てが・・1万円の宿とは思えないレベル。
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おかずの量が多すぎるのでご飯のおかわりは1回だけにしておきました。
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特筆すべくは潮汁。
こんな贅沢な潮汁を食べたことがないです。
と・・この日は食事をしてお風呂に入って20時前に・・
気絶したように眠っていました。
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翌朝は3時半起床、4時に出発。
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天気は最高。
確かに野鳥は天気がいいと飛んでいってしまうんですが・・
写真を撮る側にとっては野鳥さえ出てくれれば光量が多くチャンスといえばチャンスです。
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海からは神々しい鳥海山。
雲ひとつない天気。
4時出発で朝食が7時スタートなので、まずは3時間勝負です。
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まずはやはりヤツガシラのスポットを探します。
座って待っていると・・・
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なんだ?この鳥?
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周りの人に聞けば・・なんと・・ヨーロッパコマドリだと言うではないですか。
ヨーロッパコマドリなんて、18年も記録されてないし、たった3回しか記録されてないやつ・・
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間違いないわ・・
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凄いのを目にしてしまった・・
今後の探鳥人生でも、もうないであろうクラスの鳥を見てしまった・・・
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近くに出てきただけで、なんだアオジか・・と言われちゃう可哀想なやつw
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しかし見れば見るほど顔から喉にかけてのオレンジが美しい。
本来は名前の通りヨーロッパ界隈だけに分布する鳥。
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それがなぜここにいるのか、迷いすぎたのか、籠抜けと言って飼育している鳥が逃げて野生化したのか、
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もちろんそんなことは明らかになる必要もないし想像のレベルで楽しい。
そしてここ飛島で会えたことで生涯忘れられない野鳥になりました。
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ヨーロッパコマドリに会えたことで朝食前の3時間はあっという間。
前り道にはトラツグミも見つけまして・・
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豪華朝食です。魚はもちろんですが海藻がどれも美味しかった。
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飛島はウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されていることは書きましたが・・
この御積島が凄い。
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この島全部がこんなんですw
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そして向かい側ではこの日もハヤブサが飛んでいました。
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そしてサドルが壊れて登り道は引いて歩くしかない無料のレンタル自転車をゲットしましたw
車が通れるような道はこれで移動できます。
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キビタキ
クチバシが細い鳥は虫を食べることが多く、太い鳥は木の実を食べることが多い。
想像すると納得です。
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コサメビタキ
時期的なことなのかカラ系と呼ばれる鳥は少なかった。
カラスやハト、スズメなどもいるにはいるけど多くはない。
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昼メシ前のおやつを食べながら水場で鳥を待つと・・
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ルリビタキのメスが水を飲みにきました。
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待つ間、靴を脱ぐと、歩きまくってなかなかの発酵具合。
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と言うことで、ランチのお弁当もここで完食。
筋子やしゃけが入った豪華弁当。
唯一の飲食店まで戻らなくてもいいのでほんとに助かります。
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そしてもう一度ヤツガシラを探しに行くとこの人だかりw
これじゃ着たくても来れないわ・・
で・・後日談ですが、
この人だかりがいなくなった後に、ほんの少しだけヤツガシラが来たとの情報が入りました。
頭だけしか見れなかったとのことでしたが・・・うらやましい・・
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海側に戻ると快晴の鳥海山。
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UPで撮ろうとするとやはりウミネコ三昧w
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山の畑にはベニヒワのメス
これも初めて見た鳥です。頭の赤色が可愛い。
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これぞ、飛島のオオルリといった写真。
何がというと、普通オオルリってオオルリって木の高い所にいるので、なかなか背中の美しい色が見れなくって白いお腹ばかりの写真になる。
ましてや、地べたに留まるなんて見たことがない。
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いつも低い位置でいてくれるのでこの色がハッキリ見れまくる。
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一話だけでしたがキレンジャクも。
前日とは違う野鳥がどんどん入る。
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これも珍しいシベリアアオジ
正直人生で見れるとは思ってなかった。
アオジっぽいけど頭と胴体が別々のものをくっつけたみたいで可愛い。
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そして帰り道に、超ベテランの方から教えてもらった・・
カラスバト
黒い場所に黒い鳥、教えてもらわなかったら絶対わかんなかった。
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2日目の夕食は色々とメニューが変わってました。
サザエとイカの刺身は一緒。
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この日の潮汁も絶品でした。
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3日目、最終日も3時半起床で4時出発。
同じく朝食の7時までの3時間勝負。
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この日もヤツガシラは見れず・・
残念でしたが、これだけ毎日アホのように歩けたのもヤツガシラが観れるかもという期待あってこそ。
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アカハラ
昨日見れたものがこの日見れなくなったり、
見れなかったものが見れたり、
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ホオジロ
そんな島です。さすが渡りで短期で羽やすめする場所。
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アオジ
どう言うことかというと、毎日居ても全く飽きることがないと言うこと。
ここに住んでいないから、旅人を歓迎したり見送ったりが毎日だと言うこと。
楽園です。
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最後の朝食を食べたら、11時半のフェリーの時間までギリギリまで野鳥を探します。
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もう一度、ヨーロッパコマドリを見ようとしていたら、前日あれだけ実を食べていたからもう旅立っているはずだとのこと。
でも不思議なことにその場所に普通のコマドリがいました。
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ヨーロッパコマドリの滞在はたった1日。
栄養を蓄え、天候が良かったから、どこへかはわからないけど旅立ったようです。
でもその場所に新たな普通のコマドリが来てまたいつかはわからないけど同じように旅立っていくのは間違いがないこと。
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エゾムシクイ
旅人になって色々な場所を巡るのもいいけど、旅人を迎えて見送る人生っていうのもいいなぁと初めて思いました。
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3日しか滞在していないけど毎日違う野鳥が見れました。
また書きますけど、地味な鳥とかマニアックなものを省いてます。
まだまだ色々見てます。
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アカゲラもこの日初めて見れました。
そして・・
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念願だったルリビタキのオスも最後の最後に出てきてくれました。
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そしてぎりぎりまで楽しんでタイムリミット!
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飛島は旅をする鳥の中継地点。
天候が荒れれば立ち寄ってくれるんだけど、
天候が荒れるとフェリーが出てくれないw
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ガイドの方も色々なバードウォッチャーの方も言っていました。
今回はほんと鳥が少なかったけど、何回も通うことですね。
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何回も来ているとそのうち何回かは、とんでもなく珍鳥がいる時がある。
どこを歩いてもどこを探しても珍しい鳥がいる時があるんだよ。
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でも高齢化が進んでどんどん宿が少なくなってるから早く着たほうがいいよ。
また三連休など早く時間を作ってここに帰ってきたいと思いました。


おらが海の家旅館・民宿 / 酒田市その他)
夜総合点★★★☆☆ 3.5