チョット信じられないことかもしれませんが42歳のワタクシにも小学生だった時代があります。
P5100003
何も特別な子供だったわけもなく、あたりまえのように過ごしていましたしアタリマエのようによく喧嘩もしました。
P5100005
家に帰って顔に青アザ作ってたり鼻血流してたりするとお袋に
「ケンカしたのか?勝ったのか?負けたのか?」と聞かれ
勝ったときはいいけど負けたときはやはり歯切れも悪く当然バレます。
P5100010
「男が負けっぱなしで帰ってくるな!」「今からまたソイツとケンカしてこい!勝つまで帰ってくるな!」
と罵られ玄関から押し出され鍵を閉められたものです。
P5100013
ムチャな話です。
そんな勇気があるわけないですよ。
いつも近くの小さな公園で暗い中、時間を潰して帰ってました。
P5100015
一応家には入れてくれますが、もう一度ケンカして勝った話なんかしたってバレバレです。
目線合わせられませんからね。
それからしばらくお袋は冷たいしヒドイ時には話しかけても返答がなかったりします。
P5100021
あの時、ボクにケンカをもう一度する勇気があったら・・・
本当にケンカに勝って帰ってきたらオフクロはどんな顔で迎えてくれたんだろうか?
あの時、ボクにケンカをもう一度する勇気があったら・・・
自分自身にもどんな影響があったんだろうか?
P5100024
数少ない登山歴ですが負けっぱなしの山もいくつかあります。
その中でも印象深いのが硫黄岳と天狗岳。
P5100031
硫黄岳http://www.okamooo.jp/archives/7400497.htmlは好天候だったのもかかわらず目の前にしてノンビリしていて山頂に到達するも霧で視界がほとんどなかった悔しさがあります。
P5100037
強風もあって30分くらいでしょうか山頂で視界を待つもあきらめて下山しました。
ブログには書きませんでしたが下山して硫黄岳を見上げれば霧がなくなっていた。
P5100042
朝2時に家を出発して午前中での登頂を目指す。
人生ハジメテの残雪期での登山はリベンジを胸に。
P5100046
そしてついに・・・
P5100049


お母さーん(ノ`Д´)ノ

二度目の硫黄岳2760m)(ノ`Д´)ノ

TEPPEN(ノ`Д´)ノ



P1070296


ブッッッッッッ倒してキタゼェェェェ(ノ`Д´)ノ


P5100050
南八ヶ岳に堂々とソビエタツ赤岳
P5100053
見たかったけど見えなかった巨大な爆裂火口跡
P5100055
南北アルプスや中央アルプス全てハックリクッキリ
DSC01271
富士山も顔を出してくれました。
もう一度ケンカをふっかけ勝っていたら、家で待っていてくれたオフクロの期待にこたえれたら、
予想以上のものが見れたんじゃないか、そして予想以上にボクが強くなっていたんじゃないか、
もう30年以上経過してしまったので知る由もありませんが。
P5100071
メンバーは想定外の強風で苦しみはじめたので・・・
P5100073
ちょっと降りたトコでランチ☆
P5100075
宿泊地であるオーレン小屋に戻ります。
P5100079
戻るとヒノキの大きな風呂が待っていました。
P5100081
極楽です。
P5100083
若いオンナンコたちがたくさん働いている山荘ですが誰もが親切でよく働きます。
P5100082
疲れを癒し明るいうちからプチ宴会。
P5100090
同じ境遇を共有した同士のお酒はムチャムチャ盛り上がります。
P5100092
個室で晩飯を待つと・・・
P5100093
信じられないようなゴチソウが!!!
P5100095
山小屋で・・・こんなご馳走・・・
P5100097
桜鍋です。
P5100100
疲れた身体が欲する強い味付けに柔らかい馬肉。
P1070318
基本的に努力すると報われるという言葉を報われた人間の言葉で、そんなコトは人生において極々まれなことだと思っています。
どちらかと言うとクソクラエな言葉です。
P1070319
でも頑張って登ったあとにコレダケの幸せが迎えてくれたら・・・そんな言葉吐きたくなる気持ちもわかります。