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チョット信じられないことかもしれませんが42歳のワタクシにも小学生だった時代があります。

何も特別な子供だったわけもなく、あたりまえのように過ごしていましたしアタリマエのようによく喧嘩もしました。

家に帰って顔に青アザ作ってたり鼻血流してたりするとお袋に
「ケンカしたのか?勝ったのか?負けたのか?」と聞かれ
勝ったときはいいけど負けたときはやはり歯切れも悪く当然バレます。

「男が負けっぱなしで帰ってくるな!」「今からまたソイツとケンカしてこい!勝つまで帰ってくるな!」
と罵られ玄関から押し出され鍵を閉められたものです。

ムチャな話です。
そんな勇気があるわけないですよ。
いつも近くの小さな公園で暗い中、時間を潰して帰ってました。

一応家には入れてくれますが、もう一度ケンカして勝った話なんかしたってバレバレです。
目線合わせられませんからね。
それからしばらくお袋は冷たいしヒドイ時には話しかけても返答がなかったりします。

あの時、ボクにケンカをもう一度する勇気があったら・・・
本当にケンカに勝って帰ってきたらオフクロはどんな顔で迎えてくれたんだろうか?
あの時、ボクにケンカをもう一度する勇気があったら・・・
自分自身にもどんな影響があったんだろうか?

数少ない登山歴ですが負けっぱなしの山もいくつかあります。
その中でも印象深いのが硫黄岳と天狗岳。

硫黄岳http://www.okamooo.jp/archives/7400497.htmlは好天候だったのもかかわらず目の前にしてノンビリしていて山頂に到達するも霧で視界がほとんどなかった悔しさがあります。

強風もあって30分くらいでしょうか山頂で視界を待つもあきらめて下山しました。
ブログには書きませんでしたが下山して硫黄岳を見上げれば霧がなくなっていた。

朝2時に家を出発して午前中での登頂を目指す。
人生ハジメテの残雪期での登山はリベンジを胸に。

そしてついに・・・

お母さーん(ノ`Д´)ノ
二度目の硫黄岳(2760m)(ノ`Д´)ノ
TEPPEN(ノ`Д´)ノ

ブッッッッッッ倒してキタゼェェェェ(ノ`Д´)ノ

南八ヶ岳に堂々とソビエタツ赤岳

見たかったけど見えなかった巨大な爆裂火口跡

南北アルプスや中央アルプス全てハックリクッキリ

富士山も顔を出してくれました。
もう一度ケンカをふっかけ勝っていたら、家で待っていてくれたオフクロの期待にこたえれたら、
予想以上のものが見れたんじゃないか、そして予想以上にボクが強くなっていたんじゃないか、
もう30年以上経過してしまったので知る由もありませんが。

メンバーは想定外の強風で苦しみはじめたので・・・

ちょっと降りたトコでランチ☆

宿泊地であるオーレン小屋に戻ります。

戻るとヒノキの大きな風呂が待っていました。

極楽です。

若いオンナンコたちがたくさん働いている山荘ですが誰もが親切でよく働きます。

疲れを癒し明るいうちからプチ宴会。

同じ境遇を共有した同士のお酒はムチャムチャ盛り上がります。

個室で晩飯を待つと・・・

信じられないようなゴチソウが!!!

山小屋で・・・こんなご馳走・・・

桜鍋です。

疲れた身体が欲する強い味付けに柔らかい馬肉。

基本的に努力すると報われるという言葉を報われた人間の言葉で、そんなコトは人生において極々まれなことだと思っています。
どちらかと言うとクソクラエな言葉です。

でも頑張って登ったあとにコレダケの幸せが迎えてくれたら・・・そんな言葉吐きたくなる気持ちもわかります。
