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- 【東京】ラーメン

小学校3、4年生の頃だったと思います。
場所は定かではないんですが名古屋の藤が丘か本郷あたりにあるディスカウントストアーに家族で買い物にイッタ時のことです。

カー用品のスグ近くにあったミュージックテープのコーナーを見るのが好きでその時も真っ先に行きました。
これも名前が定かではないのですが確か「ニューミュージック&フォーク大全集」といったタイトルのテープを発見。
チューリップをはじめ荒井由美や狩人、アリスなど凄いメンバーが勢ぞろい。
それも代表曲ばかりを集めた超ベスト版でした。

当時はベスト版というのは極々マレ。しかもいくらかは忘れましたが超激安だった印象でした。
これを逃してはならない。
お袋をアノ手コノ手で説得、長い時間に渡ってコレさえあればボクはもう数年モノを欲しがらないであろうプレゼンを必死で叫び続けましたが当然、結果は惨敗。

しかし最後の最後に「そこまで欲しいのであれば誕生日まで待て」という日本の素晴らしい文化である折衷案に持ち込むことに成功した訳です。

それから数ヶ月・・・心配された品切れもなく光輝くそのミュージックテープを手に入れることが出来たんです。

台湾らーめん(大盛無料) 800円
秋田飯 250円

そしてそのテープを再生してスグに衝撃が走りました。
歌っている人が違うんです。早送りをして次々聞いてみますが全部違う人が歌っている。
テープの表紙を見返せば曲名の横には確かに歌手名が入っていません。
ダマサレタ・・・しかしよく見なかったボクが悪い。

その歌がヘタかと思えば上手い人が歌っているし曲はもちろん良いものばかり。
自分に「ホンモノでないから嫌いとダダをこねるのは小学生未満のガキがするコト。イイものであれば何度も聞けば好きになれる。」そう言い聞かせて何度も聞きました。

その歌手が誰かはわからないけどホンモノよりもイイ所を探したりしました。
でも・・・でも何度聞いても違和感を感じる。
良くても悪くても最初に聞いたオリジナルの良さが頭にコビリついて頑張れば頑張るほどダマサレタ悔しさがこみあげてきて涙が出そうになるんです。
そのテープに頑張って歌った歌手の方はイイ声してて聞く価値はあると思うんだけど申し訳ないけど聞くのをやめました。

そんな味がしました。