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- 【上海旅行】2016.11

上海雑技団の感動も冷めやらない中、歩いてすぐの場所で上海蟹を食べに連れていってくれました。

成隆行蟹王府 大宁店

上海に何店舗も構える高級上海蟹専門店でございます。

全部のドアノブの完成度にまず大興奮。
これ欲しいです。

そして大円卓の個室に通されます。
ドレスコード意識して良かった〜

上海蟹はメスから、そしてオスの大きい方から売れるそうです。
メスは売り切れてましたがオスの大きいのは人数分ギリギリ確保。
メスを金で買うという表現には抵抗があるので良かったのかもしれません。

店舗のフロアごとにマネージャーがいて右の新人マネージャーは注文を取るときは売り上げを出すために必死です。注文が終わるとすぐ帰ります。
それはマネージャーだけでなく料理人も同じことで優先順位はまず売り上げ、そして次に早く帰れること。このあからさまさは中国の効率第一の表れで日本に薄い部分だと思います。

上海で嬉しかったのはおしぼり。
全部こんな綺麗な包に入っていておしぼりが分厚い。
蟹食べるのには嬉しいですよね。

クラゲ(醤油和え黒酢和え) 58元(986円)

この分厚さと絶妙な味付け・・生まれて初めてこんな美味いクラゲ食った。
さすが高級店。最高の素材が集まっているようです。

蓮根にもち米を入れたやつはかなりオススメとのことでしたが味付けが甘くて全然好みじゃありませんでした。御免なさい。

ネギ入り木耳の和え物 32元(544円)
小さな玉ねぎとあっさりとした味付けのキクラゲにパクチー。

蟹みそと河蝦の炒め物 例256元(4352円)

しかし・・・これ・・・
大量の上海蟹の蟹みその上に乗った特上の川エビ・・
悶え狂うほどの旨さ・・・

蟹みそ入り豆腐 例138元(2346円)

冷静ではいられない・・蟹みそと蟹の身で作った麻婆豆腐といったところでしょうか・・
豆腐の分量に対しての上海蟹の量がおかしい。

これを普通の味と言える人間が地球上にいたら瞬時にぶっ飛ばしたい。

蟹みそ入り焼き饅頭 3個36元(612円)
ついに憧れの生煎です。
つか初めての生煎がこれでいいのか?
カリッと揚がった皮の中にはジュワッと蟹みその肉汁。
これが一個200円ちょっとで食べれるんなら毎日食いたい。

蟹みそ入り千切り乾し豆腐 118元(2006円)
ここまで蟹みそにする必要はないですよ。
わかってます。でも美味いんだから仕方がない。

ワイン入り牛肉の煮込み物 128元(2176円)
圧倒的なスパイス感。濃厚なビーフシチューに狂ったように黒胡椒を落としてしまった感じ。
これが声を上げてしまうくらい美味い。
これは作ります。パクります。

これが本場中国の上海蟹を中心とした料理・・圧巻です。
中日ドラゴンズのストッパーに例えるなら、先発が2回を完璧に抑え20対0で勝っているにも関わらず3回に森田、4回ギャラード、5回岩瀬、6回与田、7回宣銅烈、8回牛島、9回郭源治と継投し完全試合で勝つ感じでしょうか。

これが牛島です。
蟹の白子と蟹みそ掛け飯 138元(2346円)

完全なる反則です。
大きな大きな上海蟹の白子の塊を蟹みそで合わせご飯にかけて・・って一同大歓声!

上海蟹といえばメスの卵ばかり追いかけていましたが・・
上海蟹の白子・・・・比べ物にならないほどの濃厚さ・・
上海蟹の白子の受精で生まれたいと思うほど。

そして・・ついに・・・

上海蟹さまのお出ましです。
アートですね。こんな姿で生まれたかったと思うほどに。

もし僕がこれだけ緻密な作業で剥いた蟹を自分以外の人間が食ったら殴り殺しますね。

いや一族皆殺しの刑ですね。

美食の極みです。
上海蟹最高のシーズンに来た上海で上海蟹を思う存分食えた。
これだけで上海に来た価値がある。
到着初日にしてこの充実度。
やばいです。
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