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- 【北関東地方】埼玉含まず

以前、湯西川温泉に行った時・・
雰囲気の良さと山の幸の美味しさを知り必ずいつか再訪問すると思っていました。
今回は民宿ではなく旅館です。

本家伴久(ホンケバンキュウ)

1666年、宿屋として開業とありますから・・実に350年!

壇ノ浦の合戦に敗れた平家の落人が河原に流れ込む温泉で体を癒し住み着いたのが始まりだと聞きました。

鬼怒川温泉から更に山間の湯西川を登りよくこんな場所に集落を作ったものだと感心するばかり。

いらせられませ〜!!
と太鼓を叩いていただき案内してもらえます。

外国人もかなり多く、この日の宿泊客も半数以上が中国からの方々。
着物は無料できれるみたいですが甲冑はきれないそうです。

到着後、自由に撮影したいので真っ先に温泉へ!

湯西川の真ん前、最高のロケーションです。

橋の上ではテレビ撮影が大人数で来ていましたので・・

無意味に腰を振ってぶらぶらさせて見ました。

内風呂も雰囲気あります。

そして貸切風呂も。

垣根で見えないようにしていたので・・隙間からぶらぶらさせて見ました。

廊下には樹齢800年の紫檀がずらり。
ぼくらの業界でいうジュレッパチですね。

夕食は、かずら橋という吊り橋を渡った離れでいただきます。

夕食時間はライトを照らし気分も上がる!

大きな離れです。
階段を登って扉を開ければ・・

ひ・・・広すぎる・・

そして各テーブルは大きな大きな囲炉裏テーブル!

焼き物はゆっくりゆっくり自分で仕上げます。

そして数々の山の幸。
全てが美味しかった。

かまくらちゃんに入っているのが・・

岩魚の刺身!ワナイーノミーサシです!
なんと一人一尾分!!
男の憧れ薄クンピー!
たまりまへんなぁ・・

こってりした鶏出汁でいただく粒蕎麦雑炊・・
極上ですねえ・・いや・・

鹿のタタキはポン酢で味付けされています。
濃厚な味わい。悶絶です。はい。

そして声をあげてしまうほど美味かったのが・・
一升べらという郷土料理。
うずらを叩いてしゃもじ風のヘラに塗り、囲炉裏でゆっくり火を通したもの。
鶏肉とは比較にならない歯ごたえと脂、野性味ある味。

日本酒が止まりませんし止める必要もありません。
炭火でゆっくり温めた燗酒はあたりが柔らかく、これを飲み続ければソプラニストになれるんじゃないかと思うほど。

煮物は鴨の治部煮

囲炉裏は串を弄りません。
このタイミングでようやくB面へ。

湯葉グラタン

もうめんどくさいので若竹酒を二本差しです。

ここから平家落人鍋

ゆっくりと郷土の山の幸を味わいました。

夕食後、戻って散歩に出かけます。
今年は1月28日(土)~3月5日(日)は、かまくら祭りなんです!

キャバクラのネオンも嫌いではないんですが、かまくらの明かりも綺麗ですね。

川沿いに並べられた1000のかまくらを歩きながら眺め・・

メイン会場の平家の里へ。

ここではかまくらでBBQができたりするんですが・・

わたくし、閉館ギリッギリに入ったのでぐるっと一周だけ。

翌日の朝はマイナス10度。

平安時代とか多分、エアコンとか加湿器とかないと思うんですが・・
よくこんなところで暮らしてたよな・・・

かまくら祭りの会場は本家伴久から歩いてもスグですが・・送迎もしてくれます。

もし湯西川温泉に行く計画を立てるならこの時期がおすすめかと!

翌朝

朝食は岸朝子先生が書いた
極上おいしい朝ご飯の宿
という本の表紙を飾った朝食

ブッフェ形式は家畜になった気分になるのであまり好きじゃないんですが・・
これなら納得!美味しいものがたくさん食べられる!

本家伴久は近代的な建物ではありませんので虫が入って来たり隙間があったりするので、こういうのが苦手な方にはオススメできません。
でも、全国各地から集められた銘木・古木で雰囲気のある建築を楽しむ。
昔を偲び、郷土の料理を満喫したい方には強くオススメしたいと思います。
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