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また火鍋食べたの?
と・・思うことなかれ。
今回食べたのは五反田に3月OPENしたばかり。
高級四川料理の有名料理人、菰田欣也氏と陳健太郎氏が遊びぬいた新しいタイプの火鍋専門店です。

ファイヤーホール 陳

今回注文したのは海鮮と加藤ポークを味わう6500円のコース。

火鍋の隣はパイタンスープではなく肉骨茶。
皮付き豚肉がゴロゴロ入ってますが基本は和風出汁というのが面白い。
麻辣豆板醤スープはマーラーより薬膳の方が主張しています。

最初っからすんごいの出て来ました。

大きなフカヒレをはじめ天使の海老や牡蠣は火の具合が難しいので店員さんが取り分けてくれます。
肉骨茶のスープを飲みながらとろっとろのフカヒレ。

6500円という金額は火鍋にしては高級路線ですが・・素材を見て納得。
むしろやすく感じます。

加藤ポークの肩ロース・背ロース・バラ肉。
火鍋ってどんな食材も美味しく食べれる方法だと思うんですが・・
元々の食材自体にこだわるのが日本的。

この豚肉、多分焼いて塩胡椒するだけでもぜんっぜん旨いものです。

今年一月、四川の成都旅行をきっかけに数々の火鍋を食べました。

そして思ったのは火鍋というのは完成形のない鍋だと思うんです。
本場に近ければ旨いとかここが一番旨い店!とかいう考え方が薄いと思うんです。
成都でもどんどん新しい形が生まれ、他の土地に行けば他の食材やスタイルに変わる。

変化して遊びながら食べて楽しむ鍋だと思うんです。
そういった意味で、、ここファイヤーホール 陳はベースだけが本場仕様で食材から食べ方まで日本仕様に変えながら遊びぬいたスタイルが面白い。

個人的にこれから大きな火鍋ブームが来ると思ってるんですが・・
タイ料理のように本場に近ければいい店的なブームになって欲しくないと思ってます。
そういった意味でもここファイヤーホール 陳が日本の新たな火鍋ブームに最初に一石を投じる役割を担ってる気がします。

とことん日本人に親しみやすいようにアレンジしまくったのがある意味逆に本場的だったと思います。