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- 【モンゴル旅行】2017.9

早朝のフライトでウランバートルを脱出。

国内線でバヤンウルギーに向かいます。
ウランバートルから西に向かうこと約1300キロ。

モンゴルの最西端の自治県バヤンウルギーの県庁所在地のウルギーヘ。

よく日本を飛行機で上空から見ると木が生えた山ばかりの印象ですが、モンゴルは果てしなくこんな感じです。3時間半ほどのフライトでウルギーに到着。

カラフルな屋根が可愛らしい小さな町。
人や車もかなり少ないと思います。

目指すマナさんの家はここウルギーからさらに車で1時間以上。

テンションが上がったのが向かう車が憧れの車UAZ。
ウランバートルでは見かけないロシア車がここバヤンウルギーでは当たり前のようにたくさん走ってるんです。

底が見えないくらい深い空港のトイレで用を足してまず向かったのが・・

ブルーウルフレストランです。
ブルーウルフは今回のイヌワシ祭りのスポーンサーでもある旅行代理店。
ホテルやレストランなど手広く経営する老舗にして大手の会社。

時間がないので朝飯とランチをほぼ同時にいただきました。

ここからUAZでトランポリンのように跳ねながら爆走。

ここバヤンウルギーはほとんどの人がカザフ族。
カザフスタンはカザフ族が多く住む国です。
しかしモンゴルにもカザフ族は住んでいます。

中国とロシア、社会主義と民主主義化に翻弄されるモンゴルですがカザフ族にも辛い歴史をたどりました。
マナさんの家はそのサグサイという地域にあります。

しかし、ここで衝撃の事実を知りました。
マナさんがちょうど一ヶ月前に亡くなったというのです。

会いたかったマナさん。
自分のファインダーを通して一番写真が撮りたかったマナさん。
ショックを通り過ぎてこの旅行自体の意味さえ考えました。

車は道無き道もどんどん進み

たどり着いた場所は・・

こんなに素晴らしい場所でした。

ワタクシが泊まるのはこのウイ。
ウイと言うのは中国ではパオ、モンゴルではゲル、などと呼ばれる移動式住居です。

ゲルやパオなどと違い柱は一本、そしてかなり天井が高いのが特徴です。
ゲルなども多くの装飾がありますが、トゥスキーズと言われる美しいタペストリーがぎっしり。
分厚いフェルトが巻かれているのでかなり暖かいんです。

そして入り口付近にはオラガンチーと呼ばれる防砂壁。
美しい模様が書いてあるなぁと思っていたら!

わかりますか??
美に対して手間を惜しまない民族だということが一目でわかりました。
全部が買ったものではなく自作、オリジナル。

家族は隣の家にみんなで住んでいます。
会いたかったマナさんの奥さん。チョルパンさん。

燃料は乾燥した牛糞。
日本では想像もできないくらい乾燥したこの地域、煙や臭いなどは微塵にも感じません。
そしてよく燃える!

家族は皆笑顔で迎えてくれました。
しかしマナさんの話になると全員がしんみり。皆少し涙をこぼしてしまう。

彼らはとにかくたくさんのミルクティーを飲む。
自家製のミルクに自家製のバターを入れ塩を少し入れるのが特徴だ。
お茶菓子はアーロールと呼んでいる乾燥チーズ?乾燥ヨーグルト?な感じもののだがとにかく硬い。
岩のように硬かった。
しかし他のものを食べると柔らかい。
作った時期によって硬さが全然違うのが面白いが味は抜群だ。

威勢良く入ってきたのはマナさんの四男、アサルベック。
今回のモンゴル旅行のブログの主人公のような感じになるので名前を覚えてもらいたい。
アサルベックは28歳の既婚(イケメンですが女性読者のみなさん残念!)
マナさんが一番可愛がっていた息子で勉強ができたため唯一大学を出ているそうです。
今はウランバートルに住んでいますがイヌワシ祭りのため帰省中。
彼が羽織っているのがマナさんがイヌワシ祭り用に彼に作りかけていた民族衣装。
見て通り未完成ですが奥さんが祭りの前までに間に合わせました。

マナさんの子供は11人兄弟。
男6人女5人。
マナさんは去年まで出場していてイヌワシ祭りのレジェンドに相当する。
2日後のイヌワシ祭り予選、3日後のイヌワシ祭りの決勝に向け、マナさんのために好成績を残したい気持ちが伝わる。
マナさん亡き後しか知らない自分だが家族が強い絆で繋がれていることを感じた。

そしてイヌワシ祭りは今年で15年目とのことで・・優勝商品が大幅にアップグレード!
メインの馬に乗って遠くのイヌワシを片腕でキャッチする競技(ブルケッテ コルガ シャッカロォ)では優勝者にはバイク、3位まででも2歳馬。
その他4つの競技の優勝者にも2歳馬。
この商品に各地で色めきだっているとのことです。
この地域ではやはり価値が高いのは馬、その中でもこれから自分好みに育てられる2歳馬というのは皆が欲しがるものとのことでした。

マナさんの家には狼が二匹飼われています。

犬よりも人懐っこいんですけど!

牛、やぎ、羊、ラクダ、馬、鶏、ヤク・・
放牧のスケールが違う。

車に人力で空気入れるの初めて見ましたが・・

夕飯の支度です。
小麦粉を伸ばしていたり

薪ストーブに乾燥牛糞を入れて、普段はあまり使わないっぽいけど石炭も入れてくれました。

羊肉を茹でて・・

本日の夕食です。

この地域では羊といえばマトンです。
ラムは小さい頃に食べてしまうなんて意味がわからないという理由で食べないとのこと。
日本でもたまに羊というとニオイが・・という人いますが・・
食べてるものが違うんでしょうか、日本のマトンより健康的でニオイなどかけらもしません。
羊であることを後から知ったくらいです。

そしてこれがヤバかった!
今回の旅行で圧倒的にダントツうまかった、カズというソーセージのようなもの。
腸に肋骨と肋骨の周りの肉を詰めたものだそうですが・・
脂身のコクが強くて本当に美味しい。日本でも毎日食いたい!

美味しいものを腹一杯いただき居心地のいいウイでの宿泊。
家の中以外は一面全部がトイレ。
夜中おしっこに出かけチャックを下ろし空を見上げると美しい天の川が流れてきました。
