80歳を超えた親父がいるんですが、彼はラーメンが好きです。
お袋があまり好きではないので食卓に並ぶことはほとんどありませんでしたが年に数回、デパートで喜多方ラーメンや札幌味噌ラーメンを買ってきては普段立つことのない台所で作っていました。
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中華そば きび
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その親父が一番好きだったのが新宿にある岐阜屋。
大学時代に四谷と新宿で下宿していてよく通ったそうです。
今でも名古屋に帰ると
「お前、最近岐阜屋は行ってるのか?あそこのラーメンは本当に美味いからなぁ。今いくらなんだ?」
やはり学生時代に好きだった味というのは生涯忘れられない味になっているようです。
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こってり背脂中華そば 700円 + 麺大盛 100円 + ご飯 100円
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僕にとっての学生の頃、二十歳前後のラーメンの味と言えばこの味です。
当時は最新だった背脂チャッチャ系に酔いしれました。
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ラーメンの味を決めるのは麺かスープかの質問にも、背脂の量で決まる。
背脂の少ないラーメンなどもはやラーメンとは呼べない、当時そんな名言も残しました。
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当時の味をそのまま出している店があるんですね。
僕の思い出の味です。80歳でもこれを欲するんでしょうか・・

中華そば きびラーメン / 明大前駅下高井戸駅東松原駅
昼総合点★★★☆☆ 3.4