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東京の四川料理好きがこの店に行くためだけに福岡にわざわざ詣でる話を何度も聞いた。
機会があれば行ってみたいと思っていた。

四川料理 巴蜀

そして中華料理教室を一緒に頑張っていたユーマくんがここで修行するために中華料理教室をストップさせたいと言われた。
ますますこの店に行きたいとなっていた時に偶然の出張。

今回ドーンと!
10000円のコースでお願いしました。

まずは驚きの前菜が10品!
もちろんこれで4人分なのだが箸が止まらない。
僕以外は四川料理をよく食べる人たちではないのだが・・・

車海老米炒め

驚くのは車海老だけじゃない。
炊いてから1年以上乾燥させたご飯で作るらしい。
花椒などスパイスが軽やかで激ウマなポン菓子のようだ。
これだけでビールが何杯も呑める。

黄アラ煮込み

アオハタの癖のないふわっとした食感と四川の伝統的な味付けが丁寧に作られていて・・
これってもう東京でも食べられないレベルかと。

フカヒレ姿

これが一人ひとつ。
この黒トリュフの量たるや!
口の中が完全にトリュフ。

トリュフが歯に詰まって仕方がないなんて悩みは一生でこれだけかと。

穴熊煮込み

糸島で罠猟の穴熊らしいが脂のノリが半端ない。
僕以外は獣臭さも感じて食べにくかったらしいがオイスターソースの味付けがよくマッチしていて全員完食していた。

これは鴨の燻製ですがサービスとのこと。
外がこれだけカリッカリなのに肉はジュースのよう。

これもサービス。
ユーマくんが作ったようだ。
ユーメくんのレベルアップをわかりやすく感じることができて本当に嬉しい。

トンソクソバ

冷やした韃靼蕎麦が柑橘のような爽やかさの蕎麦だ。
豚足を細かくカットして具にするなんて聞いたことがない。

海蛇スープ

イラブーの出汁が強いカツオ出汁のようにしか思えない。
濃厚にして香ばしく中華にしても合うんだなぁと。

これだけ豪華食材を死ぬほど食べて1万円ぽっきりは正直激安だと思う。
博多駅から15分ほど歩き、良い立地条件だとは思えないが常連さんが来るのは大納得。

四川のみならず台湾のテイストも入れマニアックな食材も使いつつマニアックでない人も満足させる味。
東京でもちょっと見当たらないほどのクオリティだ。

こんな店で頑張れるユーマくんをうらやましく思ったり。
わざわざ福岡まで旅行に来て四川?
と思われるかもしれないがボクはそれでもオススメしたい。